コラム・オピニオン

コラム1:運送業界における女性活用について


2016年6月

トラック運送業界では、30歳代以下の若手ドライバーが減少しており、高齢者のドライバーの割合が増加し続けており、高齢化が進んでいます。このまま若手ドライバーが採用できないと、近い将来には本格的なドライバー不足となるのではと懸念されています。最近では若手のドライバーを採用することは難しい状況が続いており、せっかく採用しても様々な理由から辞めてしまう方も少なくありません。

このような環境のなか、これまで男性の職場として捉えられることが多かった運送業界において、女性ドライバーが活躍しています。女性にはドライバーはできないという固定概念を外し、女性ドライバーを積極的に採用することで、企業にはさまざまなメリットがあるようです。例えばドライバー不足の解消はもちろん、企業のイメージの向上、コミュニケーションの円滑化等が挙げられます。また女性ドライバーの丁寧な仕事ぶりが、顧客に喜ばれたという事例も聞かれます。

国土交通省では、女性ドライバーについて積極的な情報発信と業界イメージの改革を目指して「トラガール促進プロジェクト」が行われており、女性ドライバーをどのように活用しているかといった情報提供がなされています。ご関心のある事業者様は、ぜひご覧ください。


<参考資料>

  国土交通省:トラガール促進プロジェクト ウェブサイト



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