コラム・オピニオン

男女共同参画社会とは、「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」と男女共同参画社会基本法第2条に定義されています。

男性の生き方、女性の生き方、また男女問わずそれぞれの個性が尊重され生活していくことが理想的な社会であると考えます。そのために、様々な課題が挙げられ、少しずつ改善がなされています。

昨今の潮流としては、やはり性別役割分担意識からの解放が重要ではないでしょうか。女性は家事・育児を担う役割、男性は一家の大黒柱の役割といった固定的な意識を持ち続けることからくる葛藤が、近年顕著になってきています。女性が家庭における家事・育児の全てを担っているならば、女性の職業生活での活躍は期待できません。また、男性だけが家計を支えているのであれば、給与が下がったり、離職してしまったりした場合は家計が行き詰まってしまいます。近年、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の成立に見られるように、女性活用の機運は高まっていますし、リストラや年功序システムの行き詰まりなど、男性の働き方も多様化しています。このコラムでは、男女共同参画社会の実現のために、どのようなことが求められているのか、多様な角度から情報を提供していきたいと考えています。





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